「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析2022年【インパクトレポート編】」の公開について
一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute: KSI.)では、昨年より、日本のグリーンボンドにおける情報開示の現状分析に取り組んでまいりました。この度、発行体の環境インパクト開示状況に焦点を当てた「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析2022年【インパクトレポート編】」を別紙の通りまとめましたので、公表いたします。
調査の趣旨
グリーンボンド市場は世界的に拡大基調にあり、日本でも発行件数が年々増加しています。一方で、グリーンウォッシュのリスクが懸念されているなか、発行されたグリーンボンドが気候変動をはじめとする環境問題の解決に資する資金調達となっているのか、また、パリ目標に適合するインパクトを生み出しているのかをモニターする機能が日本においては必ずしも十分でない現状があります。
そこでKSIでは、日本のグリーンボンドを情報開示の観点で現状分析し、情報の透明性や信頼性の向上に向けた問題提起を行うことを目的に、2022年4月に「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」を、さらに2023年1月に継続調査となる第2回調査を公表しました。
この度公表する【インパクトレポート編】では、グリーンウォッシュの回避には発行体による継続的な環境インパクトの開示が重要であるとの考えから、第1回調査で行った「環境改善効果と指標の適切性」の分析をさらに深める形で、主に発行体によるインパクトレポートを対象に調査を行い、その開示状況をまとめました。
(別紙1) 日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析2022年【インパクトレポート編】 (PDF)
(別紙2) 同ハイライト版 (PDF)
2023年2月
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