「ビジネスと人権」講座(基礎):シリーズ4

 
 
 

「ビジネスと人権」講座(基礎)

シリーズ④ 人権デュー・ディリジェンスの実践「ソーシャル・オーディット講座基礎」編

ソーシャル・オーディットは、“社会監査”と言われ、企業の透明性、労働、人権、安全衛生、環境などの側面を調査し、企業がどのような社会的、環境的なインパクトを及ぼしているかを評価するとともに、企業の社会的責任に関する取り組みをチェックする機能を持ちます。

ソーシャル・オーディットは、人権デューデリジェンスをするうえで重要な、モニタリング、改善、救済へのシステムに繋げる鍵となる役割を担っています。

本シリーズは、「ビジネスと人権基礎講座」の最終シリーズとなり、シリーズ1、2、3の修了生を対象としています。ソーシャル・オーディットの基本的知識についてまとめ、ソーシャル・オーディット概要を理解できるエントリーレベルとして位置付けます。

本講座を通じて、本質的な課題解決の担い手となること、より透明性の高いサプライチェーン構築の一助になることを目的としています。

 

■講座形式:オンライン動画と講義のハイブリット型

・動画による学習  →ご自身のペースで学びます

・オンライン会議システムを利用した講義 (5回):ディスカッションがメインになります。日程は以下のとおり

■講義日程:

 オンライン講義:8月24日, 31日, 9月7日,14日, 21日(毎週木曜日20:00-21:30)

※講義全日程への参加を基本とします。

 どうしても予定が合わない場合は事前にご相談ください。

※各回ディスカッションがメインになりますので、基本はリアルタイムで受講ください。

※延長される場合がありますので時間に余裕をもってご参加ください。(最大延長21:45まで)

※「ビジネスと人権基礎講座」修了証、およびソーシャル・オーディット・アソシエイト認定資格(SAA)が発行されます。認定書については下部をご確認ください。

■費用:30,000円+税

※動画は90日視聴可能

※商品の性質上入金完了後のキャンセル等は受け付けられません。

■申込フォーム:https://forms.gle/f5jnrWdxcCsmjYFB7

※フォームからお申込みください。

※受講者には8月17日頃に受講料の支払い方法についてご連絡いたします。

■対象者 :下記シリーズを修了した方

  • ビジネスと人権シリーズ 1

  • ビジネスと人権シリーズ 2

  • ビジネスと人権シリーズ 3

※今からでも追いつきたい方は個別にご相談ください

■オンライン講義日程  (内容は変更になる場合がございます。)

◇第1回講義:イントロダクション

・講座の説明とアイスブレイク

・人権DDとは

・ソーシャル・オーディットとは

・事例紹介

 演習:重大なリスクが発覚した場合

 演習:サプライチェーンを紐解く

◇第2回講座:チェック内容

・国際基準

・外部評価視点

・評価方法

 演習:チェック項目を作成してみる

 演習:評価付けを考える

◇第3回講座:実施方法

・スケジュール(依頼から監査日設定まで)

・監査当日のプロセス

・評価方法

 演習: スケジュールをたてる

◇第4回講座:監査員の力量

・監査員要件

・監査の原則

・監査員のキャリア

・事例紹介:現場での力量とは

 演習:外国人実習生

 演習:サンプルの実施/インタビュー

◇第5回講座:模擬監査

 ・講座のまとめ/確認

 演習:ロールプレイ

 ■講師

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所 代表理事 青沼愛

 ■修了証書要件

・オンラインテスト(80%正解)

・授業の出席状況、受講態度、学習態度を加味いたします。

※当認定書は基礎講座コースを修了したことを認定するもので、監査員認定の資格ではございません。

■修了証書

修了要件を満たすと認定書が発行されます。

 ソーシャル・オーディット・アソシエイト認定資格(SAA)。

  名刺表記は『KSI認定ソーシャル・オーディット・アソシエイト』

『KSI-SAA』 『KSI Certified-Social Audit Associate』(英語表記)

※認定書は電子発行になります。(紙での送付は行っておりません。)

※KSI認定有資格者の証明

  1.認定資格証の発行 KSI認定資格試験の合格者に対し、KSIから認定資格証を発行します。

 2.名刺への記載 KSI認定資格試験の合格者に対し、名刺への指定の「資格名」の記載を認めています。

 3.履歴書への記載 取得されたKSI認定資格を履歴書の免許・資格等の欄に記載することができます。

申し込み期限 8月23日(水)

 

<講師>

 

青沼 愛 / Ai Aonuma

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所 代表理事

2004年からバングラデシュの教育支援に携わる。SRI投資助言会社を経て、2011年からバングラデシュやミャンマーでの縫製工場を中心に社会的監査(ソーシャルオーディット)や労働環境改善業務に従事。その後、大手アパレル企業の サステナビリティ部にてアジア圏おける取引先工場の労働環境監査や改善支援、工場従業員の教育支援プロジェクトを担当。現在は、アパレル・電気・食品・消費財など幅広い業界の社会監査を国内外で行いながら、アパレルブランドのサステナビリティ関連コンサルティングも行う。特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン理事。

 
 

 

「ビジネスと人権」講座(基礎):開講:ビジネスと人権をより深く勉強したい方に向けて

企業における人権尊重の取組みを後押しするため、2022年に経産省は人権ガイドラインを策定し、今年4月4日「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のための実務参照資料」を公表しました。欧州でもビジネスと人権についての法整備が加速し、企業に対応を求める声は大きくなっています。

「ビジネスと人権」では、企業がビジネスを行う上で、その影響を及ぼす人々の人権を尊重し、保護することが求められています。具体的には、従業員の労働条件や賃金、顧客やサプライヤーとの取引における公正な取引条件、地域社会との協力関係、環境保護などが挙げられます。ビジネスと人権は、企業が社会的責任を果たすために不可欠な要素とされており、国際的な取組みや企業の自主的なイニシアチブにより、その重要性が高まっています。

また、今年はラナ・プラザ崩壊事故(※)から10年が経過した年でもあります。事故を受け、企業の取り組みに変化はあるのか、状況は改善しているのか、「働く人の人権」についても、改めて深堀します。

※ラナ・プラザ崩壊事故とは、2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ郊外にある、8階建ての商業ビル「ラナ・プラザ」が崩壊した事故。死者1,134人、負傷者2,500人以上を出した。

KSIでは「ビジネスと人権」を様々な視点から学んでいく講座を全4回のシリーズでお届けします。

  • 5月:シリーズ1:人権専門家の視点と企業に求められる「情報開示」編

  • 6月:シリーズ2:海外企業が最も重視する日本の人権課題「日本で働く外国人の実態」編

  • 7月:シリーズ3:人権デュー・ディリジェンスの中核的要素「救済システム」編

  • 8月:シリーズ4:人権デュー・ディリジェンスの実践「ソーシャル・オーディット講座 基礎」編

※全4シリーズ受講し、修了テストに合格した方には「ビジネスと人権基礎講座」修了証が発行されます。

※シリーズ4:人権デュー・ディリジェンスの実践「ソーシャル・オーディット講座 基礎」編はシリーズ1~3を受講された方を対象といたします。

 
lecture, courseai aonumaBHR, SA