3/4(土) 11:00-/14:00-「アーティストのまなざしから社会を考える」@北鎌倉リアル開催
一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)では、3月4日(土)北鎌倉「たからの庭」にて、3年ぶりとなるリアルイベント「アーティストのまなざしから社会を考える」を開催します。
これからの社会に必要なビジネスの在り方とは。自然環境の変化、気候変動の加速、生物多様性の危機、そしてデジタルや人工知能の発達と人間社会の変化。私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。ビジネスにおいても、人間中心主義から脱却し、地球環境と未来に配慮した新しい社会システムを再構築していくことが必要とされています。しかし、その変化の中で、私たちはどのように未来を描けば良いのでしょうか。
最近「アート思考」という言葉をよく耳にします。アートディレクターである吉井仁実さんはその著書「<問い>から始めるアート思考」で“アート思考=問う力”と言っています。また、時代や社会に対して「問い」を投げかけ、見えないものを描き出す力。それは、未来についての「問い」をなげかけ、常識を揺さぶりながら、本質を捉える、アーティストと呼ばれる人たちが常に持ち合わせている姿勢だと。
アーティストたちの創り出す未来の可能性に触れ、感じることは、私たちにヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
今回は鎌倉の現代アートギャラリーGallery Pictorとの共同企画として、同日に「たからの庭」に隣接する「宝庵」で開催されているグループ展《中心はどこにでもあり、多数ある》を鑑賞した後、アーティストを囲んでトークセッションを行います。セッションは11:00~と14:00~2回を予定しています。
古都、北鎌倉の散策を楽しみつつ、ご都合の良い時間に合わせてご来場ください。
<こんな方へおすすめです>
アートに触れ、アーティストの話を聞きたい。
アート思考に関心がある。「問い」の立て方に関心がある。
アートと社会の繋がりに関心がある。
<内容>
アーティストから見る自分と社会の変化
創作活動の根底においているまなざし
作品に昇華させる力と洞察力
参加者との対話等
<参加方法>
3月3日(金)までに以下のフォームからお申込みください
参加費はフォームで事前申込みをした上で、当日受付にてお支払い下さい。
【受け付けは終了しました。】
<定員>
各セッション 20名
---詳細---
3年ぶりリアルイベント!
鎌倉の現代アートギャラリーGallery Pictorとの共同企画
アーティストトークイベント「アートティストのまなざしから社会を考える」@北鎌倉
日時
2023年3月4日(土)
会場:
所在地:鎌倉市山ノ内1415(JR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩10分)
北鎌倉「たからの庭」
浄智寺の入口の前を通り過ぎて、葛原岡神社へ向かう山道の手前に、苔むした門があります。奥へ進むと静かな谷戸に包まれた茶室(展覧会場の宝庵)があり、さらに左手に進むと「たからの庭」(トーク会場)がございます。
参加費
各セッション:2,500円
セッション①+②両方参加:3,500円
※いずれも展覧会の鑑賞費込み、お茶とお菓子付き
※参加費は当日現金でお支払いください。
タイムスケジュール:
※トークセッションの前後で、隣接する「宝庵」で開催されているグループ展《中心はどこにでもあり、多数ある》をご鑑賞ください。
◇セッション① アーティスト 石川 直也さん ×KSI 青沼
10:00- 受付開始
11:00-12:00 トークセッション
●石川 直也Naoya ISHIKAWA
“いつしか「彫刻とは何か」、それを探ることが制作の原動力になっていました。物事には言葉があって、その言葉には境界が曖昧なことが多いように思います。その言葉と言葉の境界にあるものこそ大切で、本質に少し近づけるような気がしています。”
石を彫るという行為についてそう語る石川は、言葉では表現しづらい「曖昧な境界」を探る試みを続けている。近年は、彫刻は自立するものという常識を破って「自立とは何か」を問いかける人体彫刻「自立しない人」や、具象と抽象の間で人の認識や思考を揺さぶる「LINE」シリーズなどを軸に制作を展開。2012年東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 彫刻専攻修了。
石川直也ホームページ https://naoyaishikawa.jimdofree.com/
◇セッション② アーティスト 畑山 太志さん×KSI 青沼
13:00- 受付開始
14:00-15:00 トークセッション
●畑山太志 Taishi HATAYAMA
視覚では捉えることができないものの、自然の場で身体が確かに感じ取る空気感や存在感の視覚化を試みる畑山は、自身が「素知覚」と呼ぶ、知覚の外側ではない本来身体が持っているはずのありのままの知覚を手がかりに、目に見えない世界を表象する。
2014年に「第1回CAF賞」の優秀賞と名和晃平賞を同時受賞後、自然のさまざまな現象が持ちうる環世界や植物が多様な生物とともに形成するネットワーク、さらにはデジタルやAIまでをも含みこむ現代における新たな自然など、多様なモチーフをベースに制作を展開する。2017年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画研究領域修了。
畑山太志ホームページ https://hatayamataishi.jimdofree.com/
会場案内
【コロナ感染対策】
■会場内外では、以下、コロナ感染対策へのご協力をお願いいたします。
常時マスクの着用、咳エチケット、手洗い。
会場入り口での手指消毒、検温の実施
入退場時、会場内でのソーシャルディスタンスを確保すること。
着席可能な座席を利用すること。
会場内では大声の会話は控えてください。
参加中に発熱など、体調が悪くなった場合は会場スタッフに知らせ、指示に従ってください。
■以下に該当する場合は感染症拡大防止のため、入場をお断りさせて頂きます。
37.5℃以上の発熱がある場合。
新型コロナウィルスの感染が疑われる症状がある場合。
新型コロナウィルス感染症に疾患し、療養期間中である場合。
新型コロナウィルス感染者の濃厚接触者となり、待機期間中である場合。
■その他注意事項
本イベントに参加し、イベント終了後2週間以内に新型コロナウィルス感染症と診断された場合、主催者に報告頂きますようお願いいたします。
感染状況などの場合によっては保健所等の公的機関へ参加者氏名、連絡先等の個人情報を提供する場合がございます。あらかじめご了承ください。
本イベントの少なくとも2週間前から、感染リスクが高まる行動を避けるなどの注意をお願いします。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
※Gallery Pictor について
Gallery Pictorは2019年鎌倉にオープンした現代アートギャラリー。既存の価値観や制度が崩れ、不確実性を増す現代社会に生きる個人の「思考と視界を拡げる」ことをミッションに掲げ、展示企画を行なっています。2022年3月末まで年間プログラム《中心はどこにでもあり、多数ある》を展開、多様な主体が存在する世界の在り方について8人のアーティストと考察し、展示やイベントを開催中。
Gallery Pictorホームページ https://gallery-pictor.com/
※FUTURE TOPICSの主旨
鎌倉サステナビリティ研究所(KSI)が主催するFUTURE TOPICSは、ESGやサステナビリティの現場でまだ議論が深まっていない新しいトピックを取り上げ、自然科学から人文社会科学まで幅広い領域からスペシャリストを迎え、学問の垣根を超えた議論と交流の場を持つことを目的としています。