6/22(水) 20:00-「サステナブルファイナンスの意義を考える~「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」を通じて~

 

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)では、6月22日20:00からオンラインセミナー「サステナブルファイナンスの意義を考える~「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」を通じて~」を開催します。


グリーン、ソーシャル、トランジションボンド/ローンといったサステナブルファイナンスの市場は世界的に拡大基調にあり、日本も例外ではありません。

その一方で、こうした債券やローン等が気候変動をはじめとする環境や社会課題の解決に貢献しているのか、またグローバルアジェンダであるパリ目標に適合するインパクトを生み出しているのかは必ずしも明らかではありません。現時点では、それらをモニターする機能が日本においては必ずしも十分でないため、グリーンウォッシュが懸念されます。

 

鎌倉サステナビリティ研究所(KSI)は、市民セクターから日本のサステナブルファイナンス市場の健全な発展に寄与することを目指し、グリーンボンドの情報開示状況についてまとめたレポート、「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」を2022年4月に公表いたしました。本イベントは、そのお披露目を兼ねたイベントとし、これからの日本のサステナブルファイナンスについて専門家とともに考えていきます。


 <こんな方へおすすめです>

・日本のサステナブルファイナンスの動向に関心がある方

・海外からみた、日本のグリーンファイナンス市場についての評価に関心がある方

・グリーンボンド等のインパクトに関心がある方

・SDGsに関心のある方、など

 

<内容>

・KSI「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」の概要説明

・グリーンウォッシュを防ぐという観点から、海外の動向と日本市場に期待する事

・日本のサステナブルファイナンスの課題と今後

・投資家や日本企業へのメッセージ など

 

専門家をお迎えして、皆さんからも質問を受けながら語り合います。質問は随時受け付ける形式としますので、飲み物片手にゆるくお集まりください。

 

<参加方法>

6月21日までに以下のフォームからお申込みください


---詳細---

KSIオンラインイベント

「サステナブルファイナンスの意義を考える~「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言」を通じて~」

日時:2020年6月 22日 20:00-21:30くらい

開場: ZOOM Webiner(予定)

参加費: 無料

※同時通訳あり


スピーカー:

 株式会社日本総合研究所 常務理事 足達英一郎氏

 高崎経済大学学長 水口剛氏

 Climate Bond Initiative, Ms. Zalina Shamsudin (※同時通訳あり)

モデレーター:

 KSI理事 額賀佑佳 氏


---タイムスケジュール---

 20:00-20:05 事務局案内

 20:05-20:20 KSI GBレポートについて解説 (15分)/ PPT資料はこちら

 20:20-20:35 Ms. Zalina Shamsudin「グローバル動向と日本市場」(15分)

 20:35-21:15 座談会「日本のサステナブルファイナンスについて」(40分)

 21:15-21:25 Q&A (10分)

 21:25-21:30 クロージング


---スピーカー紹介---

足達 英一郎氏

日本総合研究所 常務理事

株式会社日本総合研究所常務理事。1962年生まれ。一橋大学経済学部卒業。ISO/TC322(サステナブルファイナンス)専門委員会ならびにISO32210(サステナブルファイナンスの原則と手引きに関する国際規格)作業部会の日本国エクスパート。金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」メンバー。一般社団法人環境金融研究機構顧問、一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所特別顧問も務める。共著書に『投資家と企業のためのESG読本』『ビジネスパーソンのためのSDGsの教科書』など。

 

水口 剛氏

高崎経済大学 学長

商社、監査法人等の勤務を経て、97年高崎経済大学経済学部講師。08年から教授。17年に副学長に就任し、21年より現職。専門は責任投資(ESG投資)、非財務情報開示。環境省「グリーンボンドに関する検討会」座長、「ESG金融ハイレベル・パネル」委員、金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資勉強会」座長、金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」座長等を歴任。主な著書に『ESG投資-新しい資本主義のかたち』(日本経済新聞出版社)、『責任ある投資-資金の流れで未来を変える』(岩波書店)、『サステナブルファイナンスの時代-ESG/SDGsと債券市場』(編著、きんざい)など。

 

Climate Bond Initiative, APAC担当 Ms. Zalina Shamsudin

 Zalina is the Head of International Programmes Asia Pacific at Climate Bonds Initiative (CBI). Her role involves her leading country teams in the development and execution of programmes in India, China, Japan and the ASEAN region. With a career that spans more than 28 years, predominantly in corporate advisory, and work experience in six countries throughout Asia, the Middle East, and the Indian sub-continent Zalina has been a strong advocate for sustainable finance in the last eight years.

Her primary area of strength is market development through positioning and creating opportunities for new markets and product solutions. In her last role with Securities Commission Malaysia, she was pivotal in building the financial sector’s technical expertise and experience in sustainable finance. A major focus was also to support industry and regulator’s effort to build recognition of Islamic Finance as responsible finance

She holds an MBA in Finance from CASS Business School of the UK and is a Fellow of the Association of Certified Chartered Accountants (ACCA)

モデレーター

額賀 佑佳氏

KSI 理事/ エグゼクティブESGコンサルタント

2005年より大和アセットマネジメントでSRIファンドの立ち上げや普及・推進、国内外の機関投資家へのマーケティング活動など、投資家サイドからESGに携わった後、2009年より三菱UFJリサーチ&コンサルティングで企業を対象としたESGコンサルティングや非営利セクターの事業評価などに従事。2013年に独立以降、フリーのコンサルタントとして幅広い業種を対象に企業のESGコミュニケーション向上を支援している。