「日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言 2021年版」の公表について
一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)では、市民セクターの視点から日本のグリーンボンドを情報開示の観点で現状分析し「日本におけるグリーンボンドの開示分析と提言」を別紙のとおりまとめましたので、公表いたします。
調査の趣旨・目的・背景
グリーンボンド市場は世界的に拡大基調にあり、日本でも2014年以降グリーンボンドの発行件数が増加しています。一方で、発行されたグリーンボンドが気候変動をはじめとする環境問題の解決に資する資金調達となっているのか、またグローバルアジェンダであるパリ目標に適合するインパクトを生み出しているのかをモニターする機能が日本においては必ずしも十分でない現状があります。
グリーンボンドの投資家は主にプロの投資家である機関投資家ですが、私たちの年金や銀行預金がこうした運用に関わっている可能性は十分にあります。こうした状況を踏まえ、KSIは、市民セクターとして日本のグリーンボンドを情報開示の観点で現状分析し、質の向上を通じて市場が健全な形で発展していくことを目的として本調査を実施いたしました。
調査は、環境省グリーンファイナンスポータルの国内発行体による発行リストに掲載されているグリーンボンド262銘柄(2021年6月末までに発行された債券で、2021年9月末時点でポータルに反映済)を対象として、分析を行いました。
(別紙1)日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言(PDF)
(別紙2)Analysis and Recommendations on Green Bond Disclosures in Japan_ English Summary (PDF)
(別紙3)日本におけるグリーンボンドの開示情報の分析と提言_簡易版 概要説明(PDF)