12/15(木)20:00-「脱炭素への道とアンモニア混焼技術」
一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute.:KSI.)では、12月15日(木)20:00から、オンラインセミナー「脱炭素への道とアンモニア混焼技術」を開催いたします。
2050年カーボンニュートラルに向け日本は、石炭火力発電でのアンモニアの燃料利用や二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)といった新技術の開発を積極的に進めています。2030年には石炭火力におけるアンモニア混焼率20%、その後比率を上げ専焼化していくことを目指して、実証実験を行っています。期待の星のように見えるアンモニア混焼は、日本の脱炭素達成に向けてどのような役割を果たし、その利用・普及にはどのような課題があるのでしょうか。今年6月のG7では、2035年までに電力分野の脱炭素が合意されましたが、日本はそれに間に合うのでしょうか。
本セミナーでは、イギリスのシンクタンクTransitionZeroのアナリストであるJacqueline Tao氏をお迎えし、日本のアンモニア混焼技術を技術面、経済面から分析した分析結果についてご説明いただきます。さらに、気候変動・ESGスペシャリストの黒崎美穂氏とともに、海外の状況と比較しながら日本のエネルギー政策について議論いただきます。
<参考レポート>
日本語:日本の石炭新発電技術
英語:Coal-de-sac: Advanced Coal in Japan
<こんな方におすすめです>
・投融資に関わる機関投資家、金融機関の方
・経営、サステナビリティに関わる企業の方
・海外から見た日本の脱炭素政策に関心がある方
・電力分野の脱炭素に関心がある方
・最近よく聞くアンモニア混焼について気になっている方
など
<参加方法>
12月14日までに以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/uFGbTA4efVJwrwy57
<スピーカー紹介>
Jacqueline Tao氏
電力、重工業セクターの脱炭素に向けたエネルギーの移行に特化したデータ・分析機関であるTransitionZeroのアナリストを務める。主にアジア地域を担当し、脱炭素化を加速するための新たな見地を示唆するデータやツールの提供を行っている。これまでに開発した分析ツールには、化石燃料のボラティリティと非化石電力の競争力を分析するCoal-to-Clean Carbon Price Index(C3PI)や、石炭の早期償却議論をサポートするスクリーニングツールであるCoal Asset Transition(CAT)等がある。
TransitionZero参画前は、IHS マークイット社およびウッド・マッケンジー社にて東南アジアのガス・LNGセクターを担当し、地域全体の需要、供給、契約、価格などガス市場の分析に取り組んだ。また、シンガポール国立大学下のエネルギー政策シンクタンクであるEnergy Studies Instituteにて様々な政策的課題を取り扱った。フィンランド アールト大学経済・経営学学士、英国 エジンバラ大学カーボンファイナンス修士号取得。
黒崎 美穂氏
過去15年間に渡り、気候変動とESG分野にて分析調査に従事する。ブルームバーグの気候変動のリサーチ部門BNEFにて日本のエネルギー政策や経済性に関する分析を統括し、2021年、首相官邸の気候変動推進のための有識者会議の委員、2020年に環境省の石炭火力発電輸出ファクト検討会の委員、2018年には外務省の気候変動に関する有識者会合の委員を務める。2007年よりロンドンの Trucost 社にて環境リサーチアナリストを経験し、2009年からブルームバーグのESG分析プラットフォームの立ち上げとESGを金融業界に広める活動を行う。2021年よりRE100の独立アドバイザーも務める。慶應義塾大学経済学部卒。Imperial College London環境ビジネス修士号取得。
<詳細>
KSIセミナー「脱炭素への道とアンモニア混焼技術」
日時:2022年12月15日(木) 20:00 – 21:30
会場:Zoomウェビナー
参加費:無料(アンケートへのご協力、投げ銭によるサポートをお願いしております!)
タイムスケジュール:
20:00-20:05 事務局案内
20:05-20:45 日本のアンモニア混焼の技術・コスト分析(40分)
20:45-21:25専門家による対談(40分)
21:25-21:30 閉会