12/19(月) 20:00- 「企業はグローバルな水・衛生課題にどう取り組んでいるのかーアパレルブランドの事例から考える」

 

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute.:KSI.)では、12月19日(月)20:00から、オンラインセミナー「企業はグローバルな水・衛生課題にどう取り組んでいるのかーアパレルブランドの事例から考える」を開催いたします。

世界では7億7,100万人、およそ10人に1人が清潔な水を利用できない環境で暮らし、貧困と病気の悪循環から抜け出すことが困難な状況と言われています。また、2030年までに33か国が極度の水ストレスに直面し、2050年には50億人が水不足の地域で暮らすことになると予測されています。産業界への影響も大きく、原材料の生産や製造工程での水利用だけでなく、各国での水に対する規制や、サプライチェーンがある地域コミュニティでの水・衛生問題が深刻化するリスクも懸念されています。

本ウェビナーでは、アパレル産業の事例を取り上げ、グローバルな水・衛生問題に企業としてできる取り組みについて考えます。アパレル産業は原料の生産や染色などの製造工程、購買後の洗濯に至るまで、大量の水が必要とされています。また、開発途上国でアパレル産業に従事する人々は、清潔な水が利用できない、不衛生な環境で生活したり仕事したりしており、これによって欠勤率が上がったり生産性が下がったりするケースもあります。アパレル産業は水問題と密接に関わっており、グローバルでの課題解決に向けて貢献が期待されています。

今回はグローバルアパレルブランドと国際NGOウォーターエイドが取組んでいるプログラム「WASH for garment workers」について、ウォーターエイドUKとバングラデシュからゲストをお招きし詳しく伺います。グローバルな水課題に対して、企業とNGOが連携することでどのようなアプローチができるのか、そしてどんなインパクトを生み出すことができるのか、専門家とともに考えていきます。


<参考資料>

<こんな方におすすめです>

  • 世界の水問題に関心がある方

  • アパレルブランドの取組に関心がある方

  • 企業とNGOの連携事例を知りたい方

  • エシカル/サステナブルファッションに関心がある方

  • SDGs ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」に関心がある方 など

 

<参加方法>

12月18日までに以下のフォームからお申し込みください。

 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_iL37FRbwRey5Dx9Ioc2b5Q


<スピーカー>

  • Hannah Kennedy​, Business Development Manager, WaterAid UK
    ハンナ・ケネディー(ビジネス開発マネジャー)

    ウォーターエイドUKの戦略的パートナーシップチームに所属し、英国内外のアパレルブランドと相互に有益な戦略的パートナーシップを構築することに力を注ぐ。ウォーターエイドにおいては、アパレルブランドがサステナビリティの目標を達成できるよう支援すること、そしてウォーターエイドのミッションである「清潔な水、適切なトイレ、衛生を、すべての人に、あらゆる場所で」の達成に近づけることに重きを置き活動。民間企業や非営利団体の経験として、メディア側の立場でラルフローレンやLVMHなどのグローバルなファッションブランドの国際的な広告・マーケティングパートナーシップの包括的なビジネス開発・管理に携わる経験を持つ。

  • Azman Ahmed Chowdhury, Head of Business Development and Fundraising, WaterAid Bangladesh

    アズマン・アハメド・チョードゥリー(ウォーターエイド・バングラデシュ、ビジネスディベロップメント&ファンドレイジング ヘッド) 

    市場システム開発とプロジェクト獲得分野をはじめ幅広い経験を持つプログラムマネジメントの実務者。14年以上にわたり、非営利団体のプログラムマネジメント、財務計画、実施計画、プログラム設計、ファンドレイジング、事業開発分野に従事してきた経験を持つ。現在、ウォーターエイド・バングラデシュで事業開発・ファンドレイズの責任者を務めており、それ以前は、バングラデシュのオーストラリア高等弁務官事務所内の外務貿易省、スイスコンタクト、プラクティカル・アクション等に勤務した。

<モデレーター>

  • 青沼愛
    一般社団法人鎌倉サステナビリティ 研究所 代表理事

    特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン理事

    2004年からバングラデシュの教育支援に携わる。SRI投資助言会社を経て、2011年からバングラデシュやミャンマーでの縫製工場を中心に社会的責任監査(ソーシャルオーディット)や労働環境改善業務に従事。その後、大手アパレル企業の サステナビリティ部にて南アジア・東南アジアにおける取引先工場の労働環境監査や改善支援、工場従業員の教育支援プロジェクトを担当。現在は、アパレル・電気・食品・消費財など幅広い業界の社会的責任監査を国内外で行いながら、アパレルブランドのサステナビリティ関連コンサルティングも行う。


<詳細>
WaterAid共催KSIオンラインセミナー 「企業はグローバルな水・衛生_課題にどう取り組んでいるのか ーアパレルブランドの事例から考えるー」

日時:2022年12月19日(月) 20:00-21:30 (90分)

会場:Zoomウェビナー

言語:日本語、英語 * 同時通訳あり

参加費:無料

事後配信:登録者向けに、1週間の事後配信あり

※ご登録いただいた方には、1週間限定でアクセス可能な録画のリンクをお送りいたします。録画には通訳がありませんのでご注意ください。

共催: 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン

   一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(KSI.)

タイムスケジュール:

  • 20:00-20:15 KSI: ファッション産業における水問題とは

  • 20:15-20:30 WaterAid UKによる企業との連携による水プロジェクト事例紹介

  • 20:30-20:45 WaterAid バングラデシュによる プロジェクトの内容と可能性について

  • 20:45-21:15トークセッション(30分)

  • 21:15-21:25 質疑応答(10分)

  • 21:25-21:30 事務連絡

ウォーターエイドは、1981年にイギリスで設立され、40年以上にわたり、水・衛生分野に特化して活動してきた国際NGOです。2022年現在、世界34か国に拠点を置き、アジア、アフリカ、中南米など計26か国で、貧困層や取り残されがちな人々が清潔な水、適切なトイレを利用し、正しい衛生習慣を実践できるよう、現地に最も適した解決策を実行しています。2013年に日本法人となる特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパンを設立しました。