7/31「培養肉の専門家に聞く!食肉3.0時代の到来と未来の食肉文化」

 

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)では、7月31日20:00からオンラインセミナー「培養肉の専門家に聞く!食肉3.0時代の到来と未来の食肉文化」を開催します。

食料生産は気候変動の大きな要因の1つとなっています。国際連合食糧農業機関(FAO)によれば、全世界の温室効果ガス排出の14.5%が畜産業関連と言われています。中でも食肉の生産は極めて非効率とされており、最も効率が良いとされる鶏肉でさえ1カロリー分の鶏肉を生産するために9カロリー分の飼料を必要とします。さらに、畜産業は水質利用や汚染、土壌汚染、熱帯雨林喪失、生態系喪失、過度な抗生物質投与にも関連しており、世界の人口が増え続ける中、現在のやり方は限界に来ています。

そこで期待されているのが「食肉3.0」、すなわち食肉に関するイノベーションです。植物由来の肉や培養肉。効率良く食肉を生産する技術はもとより、”肉”への特別な思いとどう折り合いをつけるのかなどの食肉に対する文化も変化が求められています。

2013年、オランダ・マーストリヒト大学のマーク・ポスト教授が培養肉の製造に成功し、イギリス・ロンドンで世界初の培養肉バーガーの試食会が開催されました。バーガー1個の値段は約3500万円でした。コスト削減を含む新たな技術開発が、全世界で急ピッチに進められています。

本イベントでは、東京大学において培養肉研究に取り組む竹内昌治教授をお迎えして、最先端の培養肉技術の話をお伺いするとともに、食肉に対する新しい文化をどう作っていくことができるのかを皆さんでディスカッションしていきたいと思います。


<こんな方へおすすめです>

・食肉3.0に関心のある方

・ESG投資やSDGsの事業機会領域に取り組まれている方

・VCなどでFoodTech関連テーマに関心のある方、など

<内容>

・「培養肉」製造技術最前線

・事業化における課題

・食肉に対する新たな文化の必要性 など

50分前後の講義、40分程度、質疑応答やディスカッションに時間を割く予定です。

未公開資料なども含まれるため、スクショや録画厳禁でお願いします。


<参加方法>

7月30日までに以下のフォームからお申込み、事前決済をお済ませください。

 ※手数料はご負担ください。

銀行振込を希望される方はこちらから ※登録が簡単です

https://forms.gle/mGorrY5TwoMSiXvo9

クレジット決済を希望される方はこちらから ※Peatixに登録頂きお手続き進めてください。

https://ksi-online-0731.peatix.com/


---詳細---

KSIオンラインイベント『培養肉の専門家に聞く!食肉3.0時代の到来と未来の食肉文化』

日時:2020年7月31日(金)20:00-21:30くらい 

開場: ZOOM

参加費: 1,000円

 

 

---スピーカー紹介---

竹内 昌治(たけうち しょうじ)氏

東京大学情報理工学系研究科および生産技術研究所 教授

1995年3月 東京大学工学部 産業機械工学科卒業

2000年3月 東京大学大学院 工学系研究科機械情報 工学専攻博士課程修了

2001年            東京大学生産技術研究所 講師

2003年             同 助教授 (2007年より准教授)

2014年             同 教授

2019年            東京大学情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 教授

東京大学生産技術研究所 教授 (兼務)

この間、

2004-2005年   ハーバード大学客員研究員

2005-2008年  JSTさきがけ研究者

2008-2012年  経産省異分野融合次世代デバイス製造技術プロジェクト LIFE BEANSセンター長

2012-2016年  京都大学iCeMS 客員教授

2010-2017年  JST-ERATO 竹内バイオ融合プロジェクト研究総括

2008-2018年  東京大学生産技術研究所 バイオナノ融合プロセス連携研究センター長

2017-2019年  東京大学生産技術研究所 統合バイオメディカルシステム国際研究センター長

2009年より    神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)プロジェクトリーダ


主な受賞歴

文部科学大臣表彰若手科学者賞(2008年)

第6回日本学術振興会賞(2009年)

米国化学会分析化学若手科学者賞(2015年)など