2019年5月11日 オリエンテーション&特別講座 レポート

 
 

昨年半年間、青山学院大学院ABSの北川先生の門下生中心にスタートした鎌倉サステナビリティ研究所が、さらに進化を遂げて今年も充実した学びの場を提供してくださることになりました。

キックオフミーティングの場所は鎌倉西御門の旧村上邸。能舞台にお茶室、広々した畳の間、そして軒先の素敵なお庭。個人宅?!とは思えない素晴らしい造り。

鎌倉市に遺贈されたものを、有効活用する企業が引き受けて収益化を考え、企業研修や地域の方の利用によって、地域に存続できるようにまさにサステナビリティを考えてファンド形式で運営されています。

まさに鎌サスのキックオフミーティングに相応しい舞台でした。

北川先生からは、日本の中でしか物事を考えないという日本企業の課題について講義がありました。

サステナビリティの取組においてかなり先を行く海外企業との比較で、ROEや資産回転率に着目し、日本は企業としての本来のKPIが示されていないこと、取組みが進んでいるノボノルディクスのようにサステナビリティは何かということを会社として真剣に考えているような、真の通った企業が出てこないと日本の企業は変わらないと仰っていました。

また、パネリストからは、改めてESGについての基本とその現状についてお話があり、今やESG投資残高は全世界で30兆ドルとなり、ESGの課題が投資パフォーマンスに影響を与える可能性があるという認識が浸透してきているそうです。

さらに、ESGを考える上で「予測」が重要で、不確実性を伴う将来を予測することは、計画を立てたり様々な意思決定を行うのに不可欠であること、予測できるのは想像の及ぶ範囲であることから、近年は裁量的予測(ジャッジメンタル)の意義が見直されているのだそうです。

そして、その裁量的予測の精度を高めるためには、1、領域の深い知識を持つこと、2、タイムリー・最新の情報を得ること が必要なのだと学びました。

SDGs、ESG投資について耳にする機会が多くなってきたから今だからこそ、未来志向で幅広い知識を取り入れしっかり学ぶ必要があるのだと思います。

受講生 小原(金融機関勤務)

 
reportai aonuma