「気候変動とパタゴニア社の取組」11/1(金) 19:00-@恵比寿
「気候変動とパタゴニア社の取組み」
日にち:11月1日(金曜)
時間:19:00-21:00 セッション
場所:英治出版 press room@恵比寿
参加費:3000円(当日現金でお支払いください)
申込URL: https://forms.gle/mwC5XBibgk3vomLf6
■内容
アパレル産業は世界2位の汚染産業という報告がある。国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、ファッション業界は毎年、930億立方メートルという、約500万人のニーズを満たすのに十分な量と同量の水を使用し、約50万トンものマイクロファイバー(石油300万バレルに相当)を海洋に投棄している。炭素排出量を見ても、ファッション業界は国際航空業界と海運業界を足したものよりも多い量の炭素を排出しているといわれている。
そして地球にあるプラスチックは83億トン。大きすぎて想像もつかない数ですが、その年間生産量は人類の総重量を上回っています。全プラスチック廃棄物の91パーセントがリサイクルされず、さらに回収用リサイクルボックスに入れられるプラスチックですら、問題となっています。中国とインドが他国からのプラスチック廃棄物の受け入れを大部分中止したその結果、使用可能なプラスチックは埋立地や焼却炉行きとなるか、行き場のない艀(はしけ)に積まれたままの状態になっている。
この状況にアウトドアブランドのパタゴニアは積極的なアクションを展開しています。
昨年末にミッションステートメントを「私たちは故郷である地球を救うためにビジネスを営む」に変更した同社の取組についてお話を伺い、私たちひとりひとりの行動から変えていける事、そして企業として起こせる変化は何か、みなさんと考えたいとおもいます。
■講師
佐藤潤一
パタゴニア日本支社 環境・社会部門シニアディレクター
米国コロラド州のフォートルイス大学に在学中、メキシコ北部の先住民族タラウマラ人との生活経験から環境・社会問題に関心を持ち、帰国後は国際環境NGO職員になる。森林・海洋保護、ごみ問題、エネルギー問題などの環境課題の解決に取り組み、2010年に同団体の事務局長に就任。環境問題の解決には企業が変わることの重要性を感じ、2016年にビジネスを手段として環境問題の解決を目指すパタゴニアに入社。現在は、パタゴニア日本支社の環境・社会問題の取り組み全体を統括し、自社の環境影響の低減だけではなく、他企業や業界を巻き込んだ責任のある気候危機の緩和策の導入に力を入れている。