3/12(水)20時~ 金融庁ディスカッションペーパーを紐解く! ~IMMの現在地と管理会計から見た今後の在り方~

 
 

主催:一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所、インパクト・キャピタル株式会社

協力:インパクト志向金融宣言

<概要>

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)およびインパクト・キャピタル株式会社は、インパクト志向金融宣言の協力を得て、3月12日(水)20:00からオンラインセミナー「金融庁ディスカッションペーパーを紐解く!~IMMの現在地と管理会計から見た今後の在り方~」を開催します。

本セミナーでは、2025年1月に金融庁金融研究センターから公表されたディスカッションペーパー「インパクト測定・管理(IMM)の現在地と管理会計から見た今後の在り方についての一考察」の内容を学ぶことを目的としています。(*)

近年、インパクト創出を志向するインパクト・スタートアップ等の企業や、インパクト投資の実践を標ぼうする投資家等の間では、「インパクト測定・管理」(Impact Measurement and Management:IMM)の実践が重要であるという認識が広がってきています。その一方で、具体的にどのようにIMMを実践することが効果的であるかという点については、必ずしも十分に知見が蓄積され、体系化されているとは言い難い状況にあると考えられます。こうした課題意識の下で研究・執筆されたのが、上記のディスカッションペーパーです。

セミナーの前半では、ディスカッションペーパーの筆頭著者である林寿和氏(Nippon Life Global Investors Europe Head of ESG、KSI理事)が、国内外の実務家(企業・投資家)へのインタビュー調査を通じて考察したIMMの現在地について報告するとともに、企業におけるIMMの今後の発展の可能性を展望します。

セミナーの後半では、コメンテーターとして、インパクト投資に長年取り組んできた高塚清佳氏(インパクト・キャピタル株式会社 代表取締役)と、管理会計を長年研究されている妹尾剛好氏(中央大学商学部 教授)のお2人より、実務家の視点から、そしてアカデミアの視点から、それぞれディスカッションを行います。

※ディスカッションペーパーは、執筆者個人の見解であり、金融庁あるいは金融研究センターの公式見解を示すものではありません。


<こんな方へおすすめです>

・インパクトの測定やIMMに関心があり、学びを深めたい方

・企業経営におけるIMMの実践・活用に関心のある方

・インパクト投資に関心のある金融機関(アセットオーナー・運用機関・VC等)の方

・インパクト投資や管理会計について研究されている方、等


<参加方法>

3月11日(火)までに以下のフォームからお申込みください

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_uHhWEDOISRCosAg3z-0Sbg

---詳細---

金融庁ディスカッションペーパーを紐解く!~IMMの現在地と管理会計から見た今後の在り方~

日時:2025年3月12日(水)20:00-21:00 

費用:無料

開場: ZOOM

タイムスケジュール:

20:00-20:05 事務局挨拶 (5分)

20:05-20:30 林氏によるディスカッションペーパーの解説 (25分)

20:30-20:50 高塚氏・妹尾氏からのコメント・ディスカッション (20分)

20:50-21:00 質疑応答 (10分)

21:00    閉会 (5分)

 

---スピーカー紹介---

林寿和氏(Nippon Life Global Investors Europe Head of ESG、KSI理事)

 

文部科学省、株式会社日本総合研究所を経てニッセイアセットマネジメント株式会社入社、2022年3月より現職として出向中。ロンドン在住。インパクト投資に関する調査研究や国際連携等を手掛ける。2022年から2024年にかけて金融庁金融研究センターの特別研究員として、インパクト投資に関連する3つのディスカッションペーパーを筆頭著者として執筆した(「インパクト測定・管理(IMM)の現在地と管理会計から見た今後の在り方についての一考察」(2025年1月)、「インパクト創出と企業価値向上は両立するのか―事例調査とパーパスの内容分析に基づく実証分析の両面から―」(2023年8月)、「インパクト加重会計の現状と展望:半世紀にわたる外部性の貨幣価値換算の試行を踏まえた一考察」(2023年6月)、いずれも共著)

高塚清佳氏(インパクト・キャピタル株式会社 代表取締役、新生インパクト投資株式会社 代表取締役)

 

2004年より現SBI新生銀行グループにて投資業務に従事。不良債権投資、不動産証券化、ベンチャー/バイアウト投資などを担当。2017年に邦銀系初のインパクト投資ファンド「子育て支援ファンド」、2019年に2号「はたらくFUND」を設立。

2024年2月に独立しインパクト・キャピタル(株)を始動。同年5月に「人」の「Well-being」を追い求めるインパクト投資ファンド「インパクト・キャピタル1号」を設立。

金融庁「インパクト投資等に関する検討会」 委員、経産省 「J-Startup Impact」 選定委員、JANPIA「休眠預金活用資金分配団体(出資)投資審査会」委員など。

妹尾剛好氏(中央大学商学部 教授)

 

1981年生まれ。2011年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。和歌山大学経済学講師、准教授、中央大学商学部准教授を経て2023年より現職。

過去にはBSC、現在は予算管理や目標管理を中心に研究を行っている。まだ準備段階であるが、ESGと管理会計に関する共同研究プロジェクトにも参加している。

主な共著書に,『管理会計論15講』(横田絵理編著、新世社)、『日本的管理会計の変容』(吉田栄介編著、中央経済社)、『花王の経理パーソンになる』(吉田栄介・花王株式会社会計財務部門編著、中央経済社)などがある。