2018年 オリエンテーションレポート : 自分にとっての「サステナビリティとは何か」を発見できる学び舎

「サステナビリティ」とは、世界の先進的な企業のみならず、あらゆる企業にとっていまや必須の概念であると言われています。ESG投資が叫ばれる今日、日本企業においても「サステナビリティ」の重要性は規模の大小を問わず高まっている。

 しかし、ビジネスパーソンが日々の仕事を通じ、実際に「サステナビリティ」を自分事として意識する機会は少なく、かつては私自身もそうでした。そんな中、近年、自社の取り巻く環境の変化・競争が強まったことにより、自社の企業活動の永続性について考えさせられる機会が多くなりました。そして、社員ひとりひとりが自社の「サステナビリティ」をより意識することで、リスク回避や、時には企業活動の幅を広める好機に繋がるのではないだろうかと感じるようにもなりました。こうしたことから、私はひとりの企業人として、「サステナビリティ」という概念、および自社にとっての「サステナビリティ」について、もっと深く学びたいと考えるようになりました。

とはいえ、日本においては「サステナビリティ」を包括的に学べる場がまだまだ少ない。そのため、今回本研究所で学べる機会を得たことは、大変貴重なことだと感じています。第1回目のオリエンテーションを終え、高い意識をもった様々な業界・業種の経験が豊かなメンバーが揃っていることに驚きました。あらゆる壁を取っ払い、座談会のように自由に発言ができることも大きな魅力です。また、自分の捉えている「サステナビリティ」の考えが、自身の経験や業界に囚われたものであることも分かりました。

彼らと共にこれから、学び、議論することで、自社にとっての「サステナビリティ」の取組みを充足させる新たな知見を得られるのではと期待しています。そして、ここで得た知見をもとに、「サステナビリティ」を社内外に発信し、促進していく役割を担っていきたいと考えています。

池尻 圭井子(製薬会社勤務)