6/12「法の専門家に聞く!日本におけるビジネスと人権の現場 -外国人技能実習制度を考える-」

 

一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)では、6月12日20:00からオンラインセミナー「法の専門家に聞く!日本におけるビジネスと人権の現場 -外国人技能実習制度を考える-」を開催します。

「現代奴隷」という言葉をご存じでしょうか?2016年時点で、全世界で推定4030万人いるといわれており、その多くは強制労働です。サプライチェーンの末端に潜んでおり、この問題を中心とする人権問題を根絶しようと、ビジネスと人権への関心が高まっています。そして、企業だけでなく、投資家もリスクの1つとして認識しはじめています。

日本企業のグローバル化が進んだ結果、海外でのサプライチェーンの末端で児童労働や強制労働等の問題が発生するリスクがこれまでになく高まってきました。しかしながら、実は日本国内でもサプライチェーンの人権問題は多く発生しています。特に外国人労働者を取り巻く環境は深刻であり、どんな人権リスクが潜んでいるか考えたいと思います。

今回は日本において、特に外国人実習生や外国人労働者の救済に長年関わっている指宿弁護士をお招きして、サプライチェーンの現場で起きている人権課題について深堀します。指宿弁護士はこの4月に「使い捨て外国人―人権なき移民国家、日本」という書籍を出版されています。

初心者向けに解説いただく予定なので、関心のある方はぜひご参加ください!


<こんな方へおすすめです>

・日本における外国人実習生の実情に関心がある方

・SDGsの特に人権領域に関心がある方

・日本のサプライチェーンリスクに関心がある方

・企業としての対策を検討したい方、など

 

<内容>

・技能実習生の権利主張を阻む様々なシステム

・送り出し国段階での中間搾取

・外国人労働者受け入れ制度はどうあるべきか

・外国人労働者の権利救済のためにすべきこと、など



<参加方法>

6月11日までに以下のフォームからお申込みください

https://forms.gle/QnFy7UPcpk7ST5399


---詳細---

KSIオンラインイベント「法の専門家に聞く!日本におけるビジネスと人権の現場 -外国人技能実習制度を考える-」

日時:2020年6月12日(金)20:00-21:30くらい 

開場: ZOOM(予定)/100名を超えた場合はオンライン配信

参加費: 無料

 

 

---スピーカー紹介---

指宿 昭一(いぶすきしょういち)弁護士

・所属弁護士会

 第二東京弁護士会所属

・所属弁護団

 日本労働弁護団常任幹事・東京支部事務局(元事務局長)

 外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表(Lawyers’ Network for Foreign Technical Interns:Co-Director)

 外国人労働者弁護団代表(Lawyers Network For Foreign Workers:Representative)

2007年弁護士登録。筑波大学第二学群比較文化学類卒。

労働事件(労働者側)・外国人事件(入管事件)に専門化した弁護士業務を行っている。外国人研修生の労働者性を初めて認めた三和サービス事件地裁・高裁判決、精神疾患に罹患した労働者の解雇を無効とした日本ヒューレット・パッカード事件最高裁判決などを勝ち取っている。共著に、「外国人研修生 時給300円の労働者2 -使い捨てを許さない社会へ-」(外国人研修生権利ネットワーク編・明石書店)、「外国人の人権 外国人の直面する困難の解決をめざして」(関東弁護士会連合会編・明石書店)、「外国人実習生 差別・抑圧・搾取のシステム」(学習の友社)、「働く人のためのブラック企業被害対策Q&A」(ブラック企業被害対策弁護団編・弁護士会館ブックセンター出版部LABO)、「外国人技能実習生法的支援マニュアル 今後の外国人労働者受入れ制度と人権侵害の回復」(外国人技能実習生問題弁護士連絡会編、共著、明石書店、2018年)「使い捨て外国人 ~人権なき移民国家、日本~」(単著、朝陽会、2020年)など


 
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